ろくろ首

明治時代に来日した日本研究家で、帰化後は小泉八雲の名で知られたラフカディオ・ハーンの作品(翻訳は田部 隆次)。「ろくろ首」の話には、大別して、首が伸びるものと、首が抜け頭部が自由に飛行するものの2種が存在するが、八雲の作品は抜けるものである。もとは都人で今は深山で木こりをしている一族と見せかけたある家族が、旅人である回竜を食い殺す、という設定で描かれている。