雪女

明治時代に来日した日本研究家で、帰化後は小泉八雲の名で知られたラフカディオ・ハーンの作品(翻訳は田部 隆次)。茂作という老人と、巳之吉という若い見習いの、二人の樵がいた。ある吹雪の夜小屋で寝ていると、顔に吹き付ける雪に巳之吉が目を覚ました。そこには白ずくめの美女がおり、隣で寝ていた茂作に女が白い息を吹きかけると茂作は凍死してしまったが、巳之吉はいま見たことを他言しないことを約束し、命は助けてもらう。