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149cm以下のちびっこ小学生アイドル9人「シンデレラガールズU149」私たちは幼いだけじゃない

「アイドルマスターシンデレラガールズ」は、アイドルキャラクターが200人近くいる。
年齢幅は広く、下は9歳から上は31歳まで。
普段は層の厚い、中高生が主役になることが多い。

この「U149」は、登場キャラ9人全員が小学生。身長149cm以下のミニマムチームだ。
まだ何の経験もない彼女たち。プロデューサーが持ってきたのは、合同ライブ……の物販のお手伝い。
もちろんこれも、立派な仕事。

「背が小さくて元気でかわいい」。一般の人が「子ども」に対して求めることが多いのは、幼さ。今の彼女たちの武器だ。
最年少9歳の龍崎薫や市原仁奈は、体験すること全てが楽しく、いつも天真爛漫な笑顔。
一方で小学6年生12歳となってくると、自分がなりたいアイドル像が、はっきりしたビジョンになってくる。やりたいことと、やるべきことが、噛み合わない場合もある。

12歳の橘ありすは、生真面目で慎重、とても気が強い。いつデビューできるかわからない不安をかかえ、プロデューサーには刺々しい発言をしてしまいがち。
かっこよくなりたい、と日々練習をしているからこそ、自然な子供らしさを求められるとつまづく。自分ができない部分を理解しはじめているから、焦りもある。

同じく12歳の的場梨沙は、ギャルギャルしい格好に身を包み、思ったことはなんでもズバズバ言う。やっぱりプロデューサーには刺々しい。
目指すアイドル像は明確。子どもっぽい仕事はあまり好まず、ものすごい負けず嫌い。同時にプロ意識が高いため、どんな仕事でも全力でやり抜くポテンシャルも持っている。

求められる「幼さ」から少しずつ脱却し、子どもたちは「自分」の表現を探し始める。
1巻で話の中心になっているのは、橘ありす。2巻以降も、1人ずつスポットが当てられていきそうだ。

元のキャラクターがわからなくても、「アイドルマスターシンデレラガールズ」の他の展開を知らなくても、全く問題なし(アイドルマスターシリーズは、基本パラレルです)。
中高生がいないからこそ、自分たち自身でなんとかしていかなきゃ、と頑張っていく子どもたちの姿は力強く、見ていてとてもワクワクする。