ますます中学生男子だ、おっぱいだ『終末のハーレム』3巻「きりーつ! みんな服を脱いで〜!」
重厚なSF+肉感的なエロス。混ぜたら危険!? 過激すぎてiPhoneアプリ『少年ジャンプ+』でも配信停止となってしまった『終末のハーレム』(修正後に再開する予定はあるとのこと)。3巻では主人公が変わって、ますますエッチ度も増大中です。
中学生男子だったら誰もが夢見る、「美少女だらけの空間でちやほやされないかなあ〜」って妄想。その妄想が極上のクオリティで味わえる『終末のハーレム』。まずハーレムを作るための設定からして実に見事。
2040年。MKウィルスにより男性のほとんどが死滅している近未来。女性ばかりの社会で、コールドスリープから目覚めた男性はわずか5名。かくして人類の遺伝子を残すために、国家レベルの子作り大作戦がスタートする。
理論武装はバッチリ。さらに作画が、成年向けマンガでも活躍している宵野コタロー。一ページ目からブルマの体育授業です。幅跳びで揺れる胸、食い込んだスソを指を入れて伸ばす仕草。一つ一つがフェチズムに溢れています。肉感的な美少女の乱舞が存分に拝める幸せ。
しかも3巻では、1巻2巻を超えている部分があります。最初の主人公・水原怜人は、行方不明になった恋人を一途に愛してます。だからメイティング、すなわち子作りはすべて未遂に終わっていました。
二人目の主人公・土井翔太はエッチしまくりです。優しい美人の女教師の羽生柚希(24歳・巨乳)に筆下ろしされるシチュエーションが、電子書籍ならではのカラーページで展開。その後も学校で、寝室で、と身体を重ねる二人の官能的な日々。そうそう、こういうのが欲しかったんです!
翔太は、自己主張のない内気な子。だからこそ、読んでいてギャルゲーみたいに感情移入できるんです。女教師だけじゃなく、令嬢の一条奈都ともメイティング。『終末のハーレム』は、女性の裸が出てくるページだけカラー塗りがしてあるのも気が利いてます。
後半。学園そのものが、メイティング=子作りのための場所であることが翔太に打ち明けられます。
「きりーつ! みんな服を脱いで〜!」
クラスの女生徒が全員パンツ一枚に。よりどりみどりのおっぱいたち。読んでてずっと楽しいしかありません。
エロを前面に押し出しましたが、怜人編はディストピアを描いたSFとして見ても、非常に興味深い内容です。食糧不足で貧富の差が拡大して、女性の難民や孤児が溢れるシビアな未来感が描かれています。ですが、それはそれ。翔太編のサービスシーン盛りだくさんは目の保養が増し増し。いいバランスで楽しめる傑作マンガに育っています。