TwitterでもLINEスタンプでも最強『ポプテピピック SECOND SEASON』連載終了の衝撃
TwitterとLINEをやっている人であれば、一度は見たことがあるであろう、この丸いやつ(ポプ子)と長いやつ(ピピ美)。
不条理ギャグとネットの話題を振りかざし、2人が大暴れする4コママンガだ。
前の巻では『NEW GAME』のセリフ「今日も1日がんばるぞい」を、そのまんまポプ子に言わせた上で、「私が最初に言い出した事にならないかなー」と2回ネタにしていた。
今巻も「ぞい」を数回使って、ポプ子の持ち芸にしている。その上「人のギャグを無断で使うフテエヤローがいる」と言って、「ハッカドール」を巻き込んでいる。ひどい(おいしい)。
2巻では「カレピッピ」「PPAP」「セクシーに塩をふる人」「スニッカーズ」「君の名は。」「けものフレンズ」「誰もお前を愛さない」などをパクリまくる。「サブカルクソ女」ネタはやっぱり多め。
あんまりにもパクリすぎて、「どーせポケGOネタやるんだろー!」とポプ子がプレッシャーに悩まされるシーンも。まあやるんだけど。
2015年12月に一巻が発売してから、売上が落ちないどころか、話題になるにつれて増え続けている。
Twitterでのバズらせ方がとてもうまい。ネットで公開される度に、毎回ものすごいツイート数になる。
「原作より売れてる」とまで言われる、LINEスタンプの存在も大きい。
真顔で罵声を浴びせる、一つのコマが持つ煽り力。
00年代の2ちゃんねるで、煽り用AA(プギャー、ねぇねぇ今どんな気持ち?など)が量産されていた時のノリを思い出す。
作者と出版社はそれを話題に、さらに煽る。
「LINEスタンプを作るための画像が枯渇したので連載復活します」
公式の2巻の紹介文は「japanese underground scum comic.(日本のアングラクソ漫画)」。
ポプテピピックカフェが話題になり、フィギュアなどグッズ販売もされ、パルコやしまむらともコラボし、竹書房の案内看板にも抜擢され、アニメ化も決まった。
でも連載終了らしい(本当かな?)。