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サバゲーが人生にテンションをぶち込んできた『サバゲっぱなし』世間知らずのお嬢様がスリルに出会った

サバゲー初体験のお嬢様を描くコメディ『サバゲっぱなし』の電子書籍配信がはじまっている。


世間知らずのお嬢様、ニコ。彼女が求めているのはスリル。
ある日たまたまエアガンを飾っているバーに入って、大興奮。出会った常連客とマスターに誘われ、サバイバルゲームの世界に足を踏み入れる。

最初から最後まで、ものすごいテンションが高い。
なにより、ニコのセリフはことごとく声がでかい。
「興奮恐怖色々頭がわーって!」
「一番強い銃は、どれかしら!」
「負けたわ!」
「私かっこよかった!」

顔を紅潮させながらゲームに挑むニコ。
興奮しすぎて言葉がパンク、オーバーヒートしてしまう。

サバゲーの面白さを語る方法は数多くあるだろう。エアガンの種類、試合のワクワク感、人とのつながり。
このマンガが伝えているのは、サバゲーが日々を楽しいものにしてくれるという可能性の部分だ。
「準備するときも、妄想するときも、休憩するときも、帰るときも、全部楽しい」

ニコは初心者ということもあり、抑えられないくらいハッスルしている。慣れた他の登場キャラも興奮しっぱなし。
サバゲーアウトドアフィールド、インドアフィールド、ホビーショップ。パノラマ写真のような見開きの中、細かく描かれたたくさんのキャラが、全員満喫している。
戦闘のみならず、きぐるみを着ていたり、ごはんを食べていたり、写真を撮っていたりと、遊び方も様々だ。

マンガの合間には、サバゲーの準備を打ち合わせるLINE的チャット内容が再現されている。予定打ち合わせだけでも楽しそうでしかたない。
「ニコのサバゲー入門道」のページでは、エアガンの種類、サバゲーの服装などのディープなうんちくも充実。
とはいえ最終的には「とりあえず撃たれないように生き残るゲーム」「まずは経験してみませんか、楽しいよ!!」とバッサリ。
難しいことは(もちろん面白いけれど)さておき、まずは楽しく、という姿勢のマンガ。読んでいてとても気持ちがいい。