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究極の長寿食は、肉タマゴチョコ赤ワインコーヒー!「週刊文春」で意外な食べ物の効用をレポ

『ライフ・シフト―100年時代の人生戦略』(リンダ・グラットン著)という本がベストセラーになったり、93歳の佐藤愛子や外山滋比古らの著書が相次いでベストセラーになったりと“100年生きる”老人ブームが到来中だ。

では、100年生きるためにはどんな食生活を送っていればいいのか? 「健康長寿のためには肉、魚、野菜、海藻、果物など多品種の食材をバランスよく食べる」というのが常識とされていたが、どうやらそればかりではない「長寿食」の存在が明らかになってきた。『週刊文春』5月18日号で詳しくレポートされている。

●卵
世界最高齢117歳で死去したイタリアのエマ・モラノさんは、およそ90年にわたって毎日生卵2個と調理した卵1個の計3個を食べ続けていた。100年間でおよそ10万個の卵を食べてきた計算になる。

卵は栄養面でとてもすぐれており、体内でタンパク質を形成する上で欠かせない九つの必須アミノ酸を十分に含んでいる。また、卵に含まれているコレステロールは血中濃度に影響を与えないことがわかり、摂取制限もなくなっている。卵に含まれているコリンは神経伝達物質の成分となり、脳の活性化にも役立つという。

●肉
エマ・モラノさんは毎日生のひき肉を食べ続け、野菜はほとんど口にしなかった。一昨年、日本マスターズ水泳の100~104歳の部に出場し、世界初の1500メートル完泳を果たした長岡三重子さん(102歳)も、95歳頃から突然肉食に変わり、夕食は焼肉、すき焼きなどで肉を食べ、野菜はほとんど食べないという。

肉は生きる上で欠かせない重要なタンパク源だが、同時に高齢になるにつれ、著しく摂取量が減る傾向にあるという。肉を敬遠して、つい野菜や魚に偏った「粗食」になる高齢者は多い。肉などのタンパク源をしっかり摂れていないと、筋肉量や身体機能が低下するサルコペニアになりかねないという。高齢者は、目安として自分の掌ぐらいの大きさの肉一枚を週3回は食べるべきと示されている。

●チョコ、赤ワイン、コーヒー
100歳を超える長寿者の食生活をひもとくと、チョコ、赤ワイン、コーヒーなどを定期的に摂っている人が意外と多い。前述のモラノさんは赤ワイン、長岡さんはチョコが好物だった。歴史上最も長生きだったジャンヌ・カルマンさんは122歳まで毎日赤ワインとチョコを欠かさなかった。

チョコ、赤ワイン、コーヒーの共通点は「抗酸化物質」を含むところ。抗酸化物質は血管内の炎症を抑え、動脈硬化予防などに効果があることが判明している。

ほかにも、「低糖質食」や「常に同じ時間に食事すること」なども長寿食の条件として挙げられている。

詳しくは『週刊文春』5月18日号を参照のこと。『週刊文春』はKindleでも購入可能。