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大人気料理マンガ『食戟のソーマ』で「カップ焼きそば」えー!

激ウマい料理を食べると、誰もがおはだけ(全裸)してしまう。大人気料理マンガ『食戟のソーマ』がここに来て熱い展開になっています。

遠月学園を支配する薙切薊政権の十傑たちと、集団戦「連隊食戟」に挑むことになった幸平創真たち。自分たちの退学をかけての大勝負の前に特訓することになりました。総料理長の堂島銀+タクミ・アルディーニ+田所恵と、創真の父・才波城一郎+創真+薙切えりなの団体戦。えりなの態度って、創真には

「他人事みたいに笑ってる場合!?」

みたいにあけすけで乱暴なんですけど、城一郎は憧れのおじ様なので急にしおらしくなります。

「ずっと憧れていた才波さまとおなじチームに…」ドキドキドキ

えりなの二面性が両方楽しめるドリームチームなんですよ。規則厳守の優等生だったえりな。創真たちと出会い、刺激を受けて、柔軟な思考を手にしています。もちろん料理の方も。城一郎と創真のアドリブから一筋の光を見出します。

「完璧主義の私から見れば考えられないこと……!?」

「……いいわよ、わかったわよ。乗るわよ」

ひき肉用の肉を丸ごとステーキにして焼きはじめるえりな。端で見ていたシェフも

「あくまで王道……最高級美食のスタンダードを志向してきたえりな様が、まさか あんなはみ出した調理をするなんて」

と驚愕。己の殻を打ち破って成長を見せたえりな様、カッコいい。

成長といえば恵もそう。連載初期はどんくさい子でした。今は、堂島シェフの意図を汲み取れるまでに成長を遂げていました。無音でバットを差し出す恵の、大きな一枚絵がグッときます。『食戟のソーマ』は、成長の描き方がいつも心を鷲掴みにされるほど上手い。

敵である父親の薙切薊への反抗も、えりなにとっては精神的成長でした。英才教育でずっと洗脳されていたえりなが、はじめてノーを突きつけて、十傑の座を返上。父に反抗した余波でアドレナリンが出まくってるえりな、「ふんか、ふんすかっ」って興奮が収まってません。城一郎への憧憬、いつもの強気お嬢様、ふんすか。24巻は、えりなのいろんな表情が拝める最萌え巻になってます。

特訓を終えていよいよ、連隊食戟が開始されました。創真の相手は和食のスペシャリスト・紀ノ国寧々。

「君がどんなテーマを引こうが、どんなジャンルで戦おうが……君の皿を叩き潰す事実は変わらない」

ところが創真の引いたクジのテーマは「そば」。絶望的なくじ運の悪さに、味方からもブーイングが飛び交います。伝統的な日本そばに対抗する、創真が決めた料理は───

「カップ焼きそばだな!」

毎回、何が飛び出すかわからない創真の料理。次にすごく楽しみです。