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オトナ女子も『赤髪の白雪姫』を読んで女の子に戻ってみよう

20代半ばの頃、何年かぶりに少女漫画を手に取りました。
現在、TVアニメ版が放送中の少女漫画『赤髪の白雪姫』を読むようになったきかっけは、「キュンキュンする漫画だから読んでみなよ」と会社の友人に勧められた事でした。

働くようになってすっかり読まなくなっていた少女漫画ですが、小学校から高校までは友達と単行本を交換したり、雑誌も毎月発売日になれば買いに走っていた熱心な少女漫画のファンでした。

その当時の少女漫画には男女交際がリアルに描かれ、性描写が刺激的に描かれたものと、女の子の夢や理想がベースにあって、性描写が極力カットされたものに別れていたように思います。当時の友達の間で流行っていたのは後者の少女漫画でした。
リアルな男女交際と自分が結びつかなかったからだと思うのですが、それでも恋愛に対して憧れはあり、夢と理想の詰まった少女漫画を読む時間は平凡な日常にときめきをくれる大切な時間でした。

何年かぶりに読んだ少女漫画の『赤髪の白雪姫』は、そんな女の子だった頃に戻らせてくれる漫画でした。

物語は、真っ赤な髪を持つ少女白雪が、自分の国の王子にその容姿を気に入られお城に招待されるのですが、自分の容姿だけを見てくる王子に反発し、国から逃亡することからはじまります。
そして逃げ込んだ森で隣の国の王子ゼンと出会い、やがてお互いが惹かれあっていくというものです。
ファンタジーな世界観で、王子として実力をつけるためにゼンは公務と武術に励み、白雪はそんなゼンを尊敬し、支えになりたいと想います。
また王子との絆が固い家来も賢くカッコよくて優しかったりと、少女が夢中になる要素が詰まっています。

作品を読みはじめた当時は、私も大人になって会社に勤めて、ときめきとは程遠い生活をしていました。
思えばそんな風に友達から勧められるまで、漫画等の娯楽系雑誌はほとんど読んでなかったように思います。
久々に読む少女漫画はあのころの懐かしい気持ちと、女の子の時のワクワクして心ときめいていたあどけない自分に戻るようで、心の緊張がほぐれていくようでした。
大人になって少女漫画を読んでみるのもいいものだなと感じました。

仕事や恋愛、家事や育児に奮闘していると、毎日の喧騒にもまれて、女の子だった頃を忘れてしまいがちですが、たまには少女漫画を読んで少し女の子に戻って白馬の王子様を空想するのも大切な心の休憩になるのではないでしょうか。