島本和彦初期作品『必殺の転校生』『華麗なる挑戦者』が電書で出た、圧が凄い！
デビュー時とその直前の島本和彦の1981年～1982年作品が電書で読めるようになった！
『必殺の転校生／華麗なる挑戦者 島本和彦 漫画全集』である。
収録作は、以下の通り。
必殺の転校生【デビュー版】
必殺の転校生2-新たなる旅立ち-
華麗なる挑戦者
華麗なる挑戦者2 輝け!!暁の空に!
必殺の転校生【私家版】
「必殺の転校生」【デビュー版】は、
週刊少年サンデー増刊1982年2月号に掲載されたもの。
すごい。
すでに『炎の転校生』に引き継がれるエッセンスが詰まっているし、
もう持てる力をぎゅっと詰め込んだ感じで、ハイテンポな展開だ。
遅刻しそうで失踪する転校生。
週番と「遅刻だ」「ギリギリセーフ」だと言い争い、では決闘だってんで、滝沢キックが炸裂するまでたったの４ページ。
2-Bの水島由美子ちゃんを巡って、城之内と戦うドタバタを描く。
「必殺の転校生２」は、未発表作品。
自伝的マンガ『アオイホノオ』14巻に登場した作品だ。
ペン入れ前の鉛筆描き作品。
『華麗なる挑戦者』は、週刊少年サンデー増刊1982年5月号にて発表されたもの。
続編ではないが、ノリは同じ。
さらに「華麗なる挑戦者２」は未発表作品。
ペン入れ前の鉛筆描きだ。
「必殺の転校生」私家版は、デビュー作の元になった作品。
なかなか観ることのできないデビュー前の作品を含めた未発表作品が読めるのは、嬉しい。
『アオイホノオ』『炎の転校生』と併せて読もう。
