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『プレイボール2』奇跡の続投!ちばあきおがコージィ城倉に乗り移っている!

『プレイボール2』!
奇跡の続編、開幕である。
ちばあきおの名作『キャプテン』『プレイボール』の谷口、丸井、イガラシたちに2017年に、再会できるとは!
受け継ぐのは、『おれはキャプテン』『チェイサー』のコージィ城倉。
森高夕次名義で『総理を殺せ』『グラゼニ』『江川と西本』等の漫画原作も手がける。

新連載「第1話 第3の投手の巻」が2017年4/5発売の『グランドジャンプ』No.9に掲載。
これが、いい。
続編って、設定やスピリッツだけ受け継いで、絵柄や何やかやは違います、ってのが(当然ながら)多いのだが、
これは、もう、ちばあきお先生がのりうつって描いているのでは、と思わせるまんま続編だ。

「ゴーッ」という書き文字がなぜか水玉な感じだとか、
グランドにいる人ひとりひとりにモワモワした影がついている感じとか、
時々でてくるL字型のコマとか、
わー、ちばあきお先生だ!
井口が投げているところに、田所がやってくるシーンからはじまる。
しかも、あれ、これは? 既視感がある。
「スカウト 田所の巻」(最終巻『プレイボール』11巻に収録)だ!
と思いきや、もちろん違う。
キャプテン谷口タカオは、三年生。丸井くん二年生、イガラシは一年生だ。
谷原高校との練習試合で力の差を見せつけられて、チームを立て直そうとしている。
あの最終回の直後だ。
あの世界が、再び動き出した感動。
絵もじっくり観てみると、(もちろんだが)違う。
等身がほんのすこしスマートになった。
ともかく、今後、どう展開していくか期待満々である。

『グランドジャンプ』No.9には、コージィ城倉インタビューも掲載されている。