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超巨大な女の子たち、町を壊しながらタイマン勝負『おにでか!』

自分勝手で俺を振り回す幼馴染は、ビルよりも大きな怪獣サイズになりました。
『おにでか!』3巻の配信がはじまった。



武蔵(たけぞう)少年の幼馴染・鬼龍院花生は、美人で明るい学校中の人気者。
ただ、彼女相当のお姫様体質。武蔵は毎朝の目覚ましからかばん持ちから、何から何まで甘えられる。さすがにうんざり。

ある日、鬼龍院の身体がもりもり大きくなりはじめる。気がつけば、学校を超えるサイズに。
そこに現れた、怪獣のような何か。
超巨大女子高生は確かに強そう。でも何の武器もない、ただ大きいだけだ。
みんなに好き勝手に応援されながら、戦わざるを得なくなる。

次々現れる、巨大娘少女たちとのキャットファイト。
鬼龍院は神奈川のちょいギャル女子高生。
2巻では秋葉原のメイド。
3巻では大阪のお笑い芸人少女。
みんなビルより大きく、車を踏んで歩ける。
そんなやつらがタイマン勝負するもんだから、電気街も遊園地も道路も戦車も、めちゃくちゃ。

鬼龍院の原動力になっているのは、世界中の人たちのときめき。
自分が武蔵への恋心でドキドキしても、テレビを見ている人がワクワクしても、エネルギーになる。
世界のために、それ以上に武蔵のために、彼女は理不尽な戦いに身を投じる。

さて「巨大娘」萌えのジャンルは、ほそぼそと世界中に、根深く存在している。英語ではGiantess(GTS)

最大の魅力は、上から(ヘリとか)下から、横から遠くから至近距離からと、あらゆるアングルで女の子を見られること。
加えて「女の子が不便すぎて困っている」ことのフェティシズム、一般の人間が女の子の身体にもぐりこめるエロス、女の子が町を破壊する絵面の面白さ、などなど。

『おにでか!』は、ウルトラマンスタイルのきっちりしたヒーローアクションを描きながら、GTSのフェティシズムをしっかりおさえている作品だ。
セーラー服やメイド服少女が歩けば、下からぱんつが見える。命がけだけど見に行きたくもなる。
鬼龍院がお姫様しちゃうのは、武蔵が好きだから。巨大な彼女は、ビルの狭間で赤面する。大きいからかわいさが何十倍もマシマシだ。

巨大娘マンガの金字塔といえば「超弩級少女4946」

世界を救う最後の切り札として育てられた49m46cmの少女の苦しみと恋を描いたアクションコミック。
最近だと『七つの大罪』のディアンヌ、『僕のヒーローアカデミア』のMt.レディなどの巨大女性キャラが活躍している。

ゲームでは、かなり前だと「THE 大美人」、最近だと6人のヒロインが巨大化して戦う「ラグナストライクエンジェルズ」や、巨大サイズ恐竜擬人化の「超巨大!ジュラシック娘」などが配信されている。

そのくらいには、潜在的人気のある属性。
『おにでか!』の4巻では巨大中国双子娘が登場する様子。
ぜひともバリエーション豊かに、巨大娘道を突っ走っていただきたい。