移民問題を扱った手塚治虫『日本発狂』が月間セールなのでトランプ大統領にぜひ読んでもらいたい
2017年3月のkindle月間セールは、
手塚治虫作品は『日本発狂』と『火の鳥1』。
99円! いえーい。
『日本発狂』は、1974年から『高一コース』に連載された作品。
インパクトあるタイトル以上に、展開もインパクト大。
部屋に転がり込んでくる美少女。
半透明の幽霊軍団の大行進。
知り合った週刊誌記者の突然の死。
ノートにシミで伝えられる謎のメッセージ。
降霊、黒服男、自動筆記、UFOなどなど。
怒涛のオカルト展開であり、ラブストーリーでもあり、ファンタジーでもあり、冒険物語でもある。
サービス満点一億点。
どこに連れて行かれるのか目眩する展開に呑みまれた果てに「日本発狂」なエンディングへ。
後半は、手塚作品の中でも屈指の壮大なビジョンを見せてくれる。
しかも、いま「移民受け入れ」問題と直結していくのだ。
ドナルド・トランプさんにもぜひ読んでほしい。