上坂すみれには50代のファンが多い『上坂すみれの文化部は大手町を歩く』2巻
声優・上坂すみれのラジオ番組「上坂すみれの文化部は夜歩く」公録を書籍化した「上坂すみれの文化部は大手町を歩く」2巻の電子書籍配信がはじまった。
1巻はゲストの山田五郎らと、ミリタリー、日本神話、近代美術と、バラバラなお題でのトークを収録。
2巻は、相撲。
(ちなみに昨年の12月23日に、両国国技館で「上坂すみれのひとり相撲2016〜サイケデリック巡業〜」という、相撲を題材としたライブを行っている)
ゲストは元力士の玉海力剛と、サンケイスポーツ相撲担当・奥村展也。
たとえば「ちゃんこ」。これはイコール鍋、ではなくて、力士のご飯全般のこと。
さらに掘り下げて、「場所の初日のちゃんこは必ず鶏肉」という話が出る。
なぜなら二本足で立つからだ。
さらに両国国技館のオートメーション地下焼き鳥工場の話も。
これも、二本足のげん担ぎだ。
技の種類や、試合中の流血と塩の関係のような直接相撲にかかわる話から、「キン肉マン」のウルフマンや、行司の定員の話まで、雑学感満載。
もう一人のゲストはキングレコードの須藤孝太郎。
お渡し会の時の「剥がし」の話や、上坂すみれには50代のファンが多いなど、プロデューサーの視点で語っている。
このシリーズの特徴は、注釈が多いことだ。
たとえば「玉海力」と「玉の海、戦場でクリスマスをむかえるの巻」を間違えるシーンがある。これは電気グルーヴの前身にあたるユニット「人生(ZIN-SAY!)」の曲名。
濃い目の注釈が山ほど載っているので、本放送を聞いた人でも楽しめる。
なおこの本は電子書籍配信をベースとして、オンデマンド印刷版(注文があり次第印刷)を発売する、という形態をとっている。