理解されない苦しみ。発達障害当事者の手記『COCORA』無料配信中

“発達障害の当事者が自らの壮絶な体験を克明に描いた衝撃作”と、話題の『COCORA 自閉症を生きた少女 1 小学校 篇』が電子書籍版のみ、1月27日~2月9日まで2週間無料。

“「えーと、まぁ……作戦会議というか、計画練らなあかんなぁって。ようやく、やりあってた相手が分かったわけやないですか。今までずっと暗闇からパンチ打ってきた相手が、電気点いて、ようやく誰なのか、どこにいてるのか、分かったんです。『障害ってやつやった』って。こっちはもう、さんざんやられっぱなしやったからも、どないしてやろうって。あいつ、どうしてくれようって。そんな感じ」”

高機能広汎性発達障害(自閉症スペクトラム障害)と診断された著者が、前に進むために、体験したことを綴ったのが本作。
「変わった子」としていじめられたり、差別されたり。
たんなるわがままだと思われて、先生に、殴られたり、酷いことを言われたりする。
決めつけられる。
幻聴との会話、理解されない苦しみや、それどころか自分で自分の感情を理解することの困難さ。
初めて、人間が一人ひとり違うのだと気づいたときの驚き。
どうやって相手の考えを知ればいいのかという戸惑い。
ストレスからくる心身の不調。

JUDY AND MARY『グッドバイ』
Cocco『がじゅまるの樹』
クラムボン『ミラーボール』
合唱曲『怪獣のバラード』
Mr.Children『フェイク』
YUKI『ひみつ』
さまざまな歌の一節を引用しながら、体験や気持ちをまっすぐな文章で綴る。

『COCORA 自閉症を生きた少女 2 思春期 篇』も発売中だ。