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エロマンガ雑誌読み放題!ワニマガジンがスタートした「Komiflo」の便利さを堪能

ワニマガジンが「エロマンガ読み放題サービス」をはじめた。

komifloサイトより


サイト名はKomiflo
現在は月額980円(税抜)で、ワニマガジン社が出している「快楽天」「失楽天」「快楽天BEAST」「X-EROS」の4誌が、バックナンバー9ヶ月分込みで読み放題。
今後は、他社の本やオリジナルコンテンツも配信予定で、バックナンバーも最低1年読めるようにするようだ。
長所短所を含めて、成年コミックの電子書籍配信大手DMM.R18と比較しながら紹介したい。

Komifloの長所
1.雑誌の発売時とほぼ同時に配信される
ワニマガ4誌はDMM.R18やAmazonなどでも、電子書籍配信は行われている。
しかし配信される時期はかなり遅く、二週間以上ズレがある
Komifloは雑誌の発売とほぼ同時に配信される。さすが自社コンテンツ。

2.バックナンバー検索機能がめちゃくちゃ便利
成年コミックを買う時に読者が求める最重要の要素、「自分の性癖にあっているか」。
一冊の雑誌に載っている作家数は半端じゃない。かつ毎号描いているわけじゃない。
お気に入りのマンガを見つけても、どの雑誌に掲載されていたか、探し出すのが大変だ。

Komifloでは、「JD」「褐色・日焼け」「ナース」「幼なじみ」など、各話ごとに細かくジャンルタグが付けられている。
これを選択すると、4誌×9ヶ月分の中から適切なジャンルの作品のサムネイルがいっぺんに出てくる。
ジャンルに対してのフォローボタンもあるので、新作のチェックもしやすい。
作家検索機能も同じように使用できる。雑誌の切り替えをせずに、同一作家作品を単行本のようにまとめて読める。

上にある人間型アイコンを押すと作家ギャラリーが、となりのタグを押すとジャンルわけ一覧がいつでも開ける


そもそも「ジャンル」わけ自体は、マンガの致命的なネタバレ。
けれども、ネタバレを先にしてくれないと、成年コミックの場合は困る。
たとえば「寝取られ」。サムネイルだけだと純愛物に見えるので、苦手な人が地雷を踏みかねない。

単行本単位のジャンル分けは、DMM.R18にも存在する。(AVでもあります)
単話で細かく検索できるKomifloの機能は、今後ライブラリーが増えた時に便利さが光りそうだ。

3.ブラウザで読む形式になっている
「Komiflo」はブラウザで開く形式になっているため、専用アプリがない。
成人向けアプリはGooglePlayやAppStoreでは制限されてしまうリスクが高いかららしい。
ブラウザならログインさえすればいいので、どの端末でもネットさえあれば見られる。

Komifloの短所
1.保存ができない
見ることができる雑誌は、9ヶ月たったら完全に消えてしまう。
ここが同じ読み放題でも「KindleUnlimited」の仕組みと違う。
(「KindleUnlimited」は期間無制限、ただし一度に10冊まで)。
もしお気に入りのマンガを見つけても、端末で保存することができない。

2.消しがキツい
「快楽天」などコンビニ売りの雑誌は、もともと消しがキツく、真っ白になっている。
一方「X-EROS」は書店売り。消しはそんなにキツくない。
ところがKomiflo配信版の「X-EROS」は、同じレーティングで消しが強くなっている。

DMM.R18は一冊・一話単位で買う形式。
Kindleでもワニマガジンの本は配信されているし、買い方は似ているが、内容はかなり違う。

DMM.R18の長所
1.アプリでの読書がスムーズ
DMMで買った書籍は、一般・R18問わず「DMMブックス」のアプリで開く。
このアプリ、本棚機能(Kindleでいうところの「コレクション」)がめちゃくちゃ充実している。

本棚の中での整理は「作品名」「購入日」「作家名」「カテゴリ」で一括整理可能。
なにより任意での並べ替えが長押し→移動でできるので、簡単。

本棚ごとに「鍵付き」のロックができるのも便利だ。
棚を隠すと同時に、すべての成人向け書籍をすべて非表示にできる。
またアプリの自体のロック、タッチIDの使用も可能。
「人に見られない」機能は完備している。

整理がしやすく、見られたくないところは徹底して隠せるようになっているのが、DMMブックスアプリの便利なところ


2.ダウンロードするかどうか選べる
オフラインで見たい場合、快適に見たい場合は、Kindle同様に端末に保存して読むことが出来る。
設定を変えると、ダウンロードせずに、オンラインで読むことが可能。
端末の容量にあわせて変えることが出来るのはありがたい。

3.買ったらそのまま残る。消しは紙媒体準拠
基本、一度買えば半永久的に読める。
Komifloの4誌のバックナンバーは配信されているので、気に入った号はこっちで買っておくのがベター。

「X-EROS」など書店売り雑誌の消しは、紙媒体に準じているので、あまりキツくない。
単行本の消しは、一部の出版社をのぞいて、書籍と同じ。
なおKindleでもワニマガジンの本は配信されているが、単行本でも消しがかなりキツい。

電子書籍の成人向けコンテンツは、いつ削除されるかわからない、という不安定な状態が続いている。
特にKindleでは、成年コミックの一斉削除が行われた経緯がある(通販もなくなった)。
どういう線引きかは、はっきりと告知されていない。
自社で電子書籍配信をすれば、レーティング設定や消しのバランスは自分たちで設定できる。

今の4雑誌で月980円を「高い」と見るか「安い」と見るかは人それぞれだろう。
ワニマガジンの雑誌が好きな人で2冊は買う人なら、バックナンバーのことを考えるとかなりお得。
逆にワニマガジンの雑誌は別に買わない、という人であれば、急いで登録せず、サービス拡大を待つのも手だ。