「君の名は。」2巻配信開始。オカルトオタク少年がこんなにかっこいい
コミカライズ版「君の名は。」2巻の電子書籍配信がはじまった。
映画「君の名は。」は韓国で公開がはじまり、デイリー1位でチケット予約率トップになるという好スタート。
日本では、先週からの動員比で先週から41%アップ、封切りから19週目で3位に浮上している。
かっこいい瀧とかわいい三葉が主役のこの作品。
坊主頭の冴えないオタク少年・テッシーこと勅使河原克彦の存在も、もっと話題になってほしい。
コミカライズ版の2巻は、瀧が三葉の手がかりを探しに旅立つパートだ。
後半で、三葉の中に入った瀧が、三葉の友人であるテッシーとサヤちん(2人は三葉の中に瀧が入っているのを知らない)に声をかけ、ある大胆な作戦に出るシーンが描かれる。
テッシーは「ムー」大好きオカルトオタク。アマチュア無線が得意で、パソコンの使い方に長けている。
「ムー」は本誌そのものが「君の名は。」の作中に登場し、2017年1月号には新海誠のインタビューが載っている。
瀧(in三葉)の言うことは、到底他の人には受け入れられない。
けれどもテッシーはすぐに信じ、三葉とともに行動を起こす。
三葉(というか瀧)との友情。青春の無謀さで動き出し、力いっぱいやらかしはじめる。
めちゃくちゃかっこいいシーンだ。
田舎のパッとしないもっさりした幼馴染のテッシー・サヤちんコンビ。
2巻後半から、これから出る3巻にかけて、2人の魅力がどんどん描かれるはずだ。
コミカライズ版は、忠実に映画のストーリーを追いながら、映画の膨大な情報量をすっきりと削ぎ落として、物語がとてもわかりやすくまとめられている。
瀧の真面目さイケメンさ、三葉のとてつもなく「ファンキー」で「うっすらおかしい」ところがいい具合に強調されているので、映画と、「君の名は。Another Side:Earthbound」とあわせて読むのがオススメだ。