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2016.12.19

もし、あの『こころ』にゾンビが出たら? 夏目漱石ホラーアクション『こころオブ・ザ・デッド』

文:架神恭介

Kが赤シャツと切り結び、坊っちゃんがゾンビを殴る!
総勢16名の夏目漱石キャラが入り乱れ、死闘を繰り広げる新感覚文豪ホラーアクション!!

<あらすじ>

 叔父に裏切られ全てを失った先生は、東京で下宿生活を始める。下宿先のうら若き乙女「お嬢さん」との交流を通して立ち直っていく先生。だが、親友のKを下宿先へと招いたことから悲劇が始まる……。

 段々と深まっていくKとお嬢さんの関係。嫉妬に駆られる先生。Kとお嬢さんへの愛憎が入り乱れる中、お嬢さんがゾンビに噛まれて倒れた!!! 突如迎えたゾンビ・アポカリプスの渦中、Kと先生はお嬢さんを救うため、房州の陸軍疫病研究所を目指し、旅立つ!!

<主な登場人物>

■私(わたくし)(from『こころ』)

 明治4X年を駆け抜ける若きゾンビハンター。メイン武器はチェーンソー。巨大な白人ゾンビを一刀の下に斬り伏せた先生の剣技に感銘を受け、弟子入りを希望する。そんな私の下に届いた先生からの分厚い手紙には、先生がかつて犯した罪と、未だ人々の知る由もないゾンビ・アポカリプスにまつわる恐るべき秘密が書かれていた。『こころオブ・ザ・デッド』は先生から私への遺書なのである。

■先生(from『こころ』)

 Kと共にお嬢さんを救うため旅立つ本作の主人公。帝大の学生だが実は柳生新陰流の達人でもある。メイン武器は三池典太。かの柳生十兵衛三厳も使ったとされる名刀であり、柳生宗家御曹司たる先生の下へと渡った。剣技だけでなく柳生新陰流兵法を縦横無尽に使った頭脳戦も得意とする。だが一方で精神的な弱さも孕んでおり、Kへの嫉妬感情と友情の狭間で常に揺れ動いている。

■K(from『こころ』)

 先生とは同郷の幼馴染であり帝大の学生、そして小野派一刀流宗家の子息であった。苛烈なまでの克己心を持つ修行者的な性格で、剣の道にこだわるあまり、実家と養父からは勘当されている。Kとは熊殺しの荒行を成し遂げた者にのみ許される尊称(KUMAGOROSHI)であり、剣の実力だけで言えばKは先生よりも遥かに勝る。帝大にもKはたった二人しか存在していない。メイン武器は小野宗家に伝わる家宝「瓶割刀」。

■お嬢さん(from『こころ』)

 先生とKの下宿先のお嬢さん。先生が恋心を寄せる相手でもある。一方でKからお嬢さんへの気持ちも、お嬢さんの二人への気持ちも不明なままで、それが先生の疑心暗鬼を掻き立てている。ゾンビ・パンデミック初期にゾンビに噛まれて感染してしまい、今も半ゾンビ状態にあるが何故か完全ゾンビ化だけは免れている。茄子を食べさせると一時的にだが正気に戻る。

■坊っちゃん(from『坊っちゃん』)

 先生たちが四国で出会った中学教師。親譲りの無鉄砲な性格でいつも損ばかりしている。極めて短気で凶悪。口と手がほぼ同時に動く。怒りを感じた次の瞬間には罵声と共に相手を殴っている。手加減という概念を知らない。メイン武器はカイザーナックル。パンチだけでゾンビの頭を爆散させる程の拳圧を誇る。同僚の山嵐に託され、先生、Kと共に、赤シャツの暴虐を止めるため、敵の根城へと乗り込んでいく。

■赤シャツ&野だ(from『坊っちゃん』)

 四国庁舎を赤シャツ城へと改造し、庇護を求めて集まってきた娘たちを思うままにいたぶり殺している非道下劣な男たち。その正体は伊賀の抜け忍であり、奇怪な伊賀忍法を駆使して先生たちを苦しめる。赤シャツのメイン武器は鉤爪。野だは強酸入りの卵。一癖も二癖もある油断ならぬ難敵たちである。

■珍野苦沙弥 with 猫(from『吾輩は猫である』)

 先生たちが鳥取で出会った男。東京で中学教師をしていて、鳥取観光中にゾンビ・アポカリプスに巻き込まれたらしい。遊牧民の子供たちを保護しているというが……。胃弱が持病であり、ここぞという時に都合よく胃弱が発生するクソヤローである。だが、彼は本当にただのクソヤローなのか? 先生を揺さぶるような言動など怪しい動きを見せており……

 ゾンビ・アポカリプスの謎とは? 暗躍する秘密結社「紫溟吟社」の狙いとは? そして、先生とKとお嬢さん……三者をめぐる恋の行方は……??

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