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2016.12.16

ゲーム作りの基礎をスモールステップで理解 「あたらしいじゃんけんをつくろう」

文:与儀明子

米光一成『あたらしいじゃんけんを作ろう』
ゲームを作ろうと思っている人、創造力を鍛えたい人、ルールを変えていきたい人、ワークショップのやり方を知りたい人、ものづくりのコツを習得したい人にオススメ。

たとえば、集団作業をするとき、どんなルールを設定するかで、場の空気が変わってくるもの。
楽しくやりたくなるルールというのはどうしたら作れるのか。
あたらしいじゃんけんを作ることを通して、実践的に考えるワークショップが行われた。

それを電書化したのが『「あたらしいじゃんけんをつくろう」 シリーズ:表現の土台を鍛える1』(200円)だ。

講師は、ゲーム作家の米光一成。
2005年から池袋コミュニティカレッジにて、表現するための基礎トレーニングを行う「表現道場」を開いている。
2014年12月20日の回では、「じゃんけん」のルールを分析し、「何がどうおもしろいのか」「じゃんけんの本質は何か」「ルールにどんなバリエーションがあるのか」を検証。そして、新しいルールを作って、実際に試していく。90分で27人が「あたらしいじゃんけん」を作った。

道場内容のテキスト化だけでなく、高良玉代、ネッシーあやこによる体験リポート漫画も掲載。

『「あたらしいじゃんけんをつくろう」 シリーズ:表現の土台を鍛える1』は、200円(2016/12/15現在)。Kindle版がAmazonで販売中だ。

【目次】
じゃんけん認知率100%
ルール→アクション→ビベイビア
表現活動の罠
ルールを再確認
ルールをキーワードで整理
さらにキーワードを出す
ルール作りスタート
あたらしいじゃんけんを試す
あたらしいじゃんけんを全体に発表する
崖っぷちじゃんけん
オーバーアクションじゃんけん
どうぶつじゃんけん
目隠しじゃんけん
仁義なき戦いじゃんけん
あいこふせぎ
体験レポート
終わりに

【表現道場について】

どのようにしゃべり、どのように言葉を選び、どのように組み立てるか。表現するための基礎トレーニングを行う講座です。文章を書く、絵を描く、音楽を演奏する、写真を撮る、しゃべる、何かをつくる。そういったさまざまな表現行為に共通の土台となる力を磨いていきます。人と接するときや、仕事をするとき、あなたはいつも表現しているのです。この講座は、その基礎力をアップして、日々の暮らしが楽しくなる講座です。
(講座案内より)

【著者プロフィール】
米光一成(よねみつ・かずなり)

ゲーム「ぷよぷよ」「トレジャーハンターG」「BAROQUE」監督・脚本・企画を数多く手がけ、独特の世界観作りに定評がある。一方で読書家としても知られ、本をゲームクリエイターの立場から論じたり、多くの雑誌に本のレビューを連載したりとライターとしても活躍。著作に『思考ツールとしてのタロット』(Kindle版)、『自分だけにした思いつかないアイデアを見つける方法』(日本経済新聞出版社)、『男の鳥肌名言集』(角川書店)、『仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本』(KKベストセラーズ)、『日本文学ふいんき語り』(双葉社)など。
デジタルハリウッド大学客員教授。宣伝会議編集ライター講座プロフェッショナルコース専任講師でもある。