風化させない。電子書籍「震災ドキュメント」シリーズ続々刊行
電子書籍出版を行うインプレスR&Dは、今年11月「震災ドキュメント」シリーズを創刊した。
今年6月に緊急出版した『熊本地震体験記 震度7とはどういう地震なのか?』(井芹昌信・著)に合わせて全国の地震災害に関する出版企画募集を行い、採用された企画がラインナップされる。
11月4日に刊行されたのは、『熊本地震 老健施設7日間の奮闘記』(中村太造・著)、『熊本地震 情報通信の被害・復旧・活用状況』(会津 泉・著)、『熊本地震 情報発信のメディアサイトで何を伝えたか』(工藤英幸・著)の熊本地震に関する3冊。
11月24日に刊行された第二弾は、『東日本大震災 陸上自衛官としての138日間の記録』(西郷欣哉・著)、『震災を乗り越えて 地震直後からの日常生活とその工夫』(井芹大悟・著)、『子どもたちに伝えたいこと〜阪神淡路大震災の被災経験から〜』(屋敷久恵・著)の3冊。
これらの企画は「NextPublishing」によって生まれたもの。まず低予算で電子書籍出版を行い、印刷書籍の発売も可能という仕組み。現状の出版社ではなかなか通らない企画でも出版が可能になる。
なお、表紙の制作は熊本地震をきっかけに生まれた熊本のデザインコミュニティー「Bridge KUMAMOTO」とのコラボレーションで行われている。