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かわいい魔神を召喚しよう(ただし自己責任で)萌える!事典電子書籍化第二弾

ホビージャパンの「萌える!事典シリーズの第二弾が、Kindleやブックウォーカーなどで電子書籍配信を開始した。
今回は「ヴァルキリー事典」「モンスター事典 陸の巻」「モンスター事典 海の巻 」「モンスター事典 天の巻」「ソロモン72柱の魔神事典」「日本神話の女神事典」「ギリシャ神話の女神事典」「戦場の乙女事典」「ヴァンパイア事典」の9タイトル。

「ソロモン72柱の魔神」は、地獄に住んでいる強力な魔神。魔術によって使い魔として召喚できる存在の中でもメジャーなものだ。
「女神転生シリーズ」をやったことがある人や、マンガ「左門くんはサモナー」を知っている人ならおなじみだろう。

女体化した魔神と解説がわんさか載っている。
伝承されている元の形態のイラストは、ビックリマンチョコのシールのようなデフォルメ絵で掲載されており、女の子イラストと比較できる。

竜に似た地獄の獣に乗り、毒息を吐き、現在・過去・未来全てを知るアスタロト。
口から火を吐く、蛇の尻尾を持つ狼、人の縁を操るアモン。
五芒星っていうかヒトデのような格好で、鳥の形の全ての存在を呼び寄せるデカラビア。
やたらと能力の種類が細かい。召喚の際に使い分けるらしい。

「魔神を召喚してみよう」の項目が面白い。
かつて魔導書「レメゲトン」を手に、科学と同様に理論立てて学問になったのが魔術。
これを論理的に解説しながら、かつて行われた召喚の手順が掲載されている。いや、もしかして今も?

「萌える!戦場の乙女事典」もオススメしたい。

百年戦争で復讐のため立ち上がった虐殺傭兵集団のリーダー、ジャンヌ・ド・ベルヴィル。
くノ一を育てたと言われる戦国時代の女忍者、望月千代女。
19世紀インドの「セポイの反乱」で反乱の象徴となったラクシュミー・バーイー。
海賊から姫君まで、戦いに身をおいた女性がたくさん載っている。
RPGやソシャゲや某無双でみたことのある名前がいっぱいあるはずだ。

特集はみんな大好き、ジャンヌ・ダルク。
何をしたのか、どんな人間に囲まれていたのか、彼女亡き後フランスはどうなったのか。
ジャンヌの死を受け入れられなかった民衆の間に、偽ジャンヌを名乗る人が次々出た、なんて話も。

結局は活躍そのものよりも、宗教的にも利用されたことの方が多い聖女たち。
戦場の乙女は、戦争の旗印として用いられることが歴史上多かったのも、見えてくる。

次の12月末に配信されるのは「妖怪事典 伝承編」「ドラゴン事典」「デミヒューマン事典」「中国妖怪事典」「ケルト神話の女神事典」。紙書籍の最新刊まで全て電子書籍化される。