「読みたいところだけ買える」電子書籍ショップ「犬耳書店」オープン
電子書籍配信大手のパピレスが、11月15日、実用書専門の電子書籍配信サイト「犬耳書店」をオープンした。
「犬耳書店」の最大の特徴は、「読みたいところだけ買える」ところ。本1冊まるごと買う必要がなく、必要な記事だけ切り取って低価格で買うことができるのだ。「犬耳」とは、英語の「dog-ear」(しおりや付箋のかわりにページの隅を折ること)を意味している。
サイトで扱っている実用書の点数は8万点。すべての記事に無料サンプル、抽出キーワードがついており、情報も探しやすい。
たとえば、筆者が仕事にしている「名言」で検索してみると、名言本のほかに、『世界一おもしろい戦国の授業』という書籍の中にある「あの戦国武将のこの名言は史実にない“ウソ”だった!」という記事がヒットする。「人の一生は重荷を負て遠き道をゆくがごとし」という徳川家康の言葉は、実は家康のものじゃなかったんだって。へぇ~。ちなみにこの記事は無料で読めました。
音楽配信の普及で「アルバム」という概念がリスナーから失われたのと同じく、本の概念も変わるかもしれない……と予想する人もいるほど、画期的なサイトだ。とにかく調べ物が多いライターのような人には必須だろう。