『青が散る』の挿入歌「人間の駱駝」って強烈だったよなあ

2016/11/10のKindle日替わりセールは、『青が散る(上)』が199円。
懐かしい。
宮本輝のどストレート青春小説である。
新設大学のテニス部創立に関わった青年の4年間を描く。
1983年、TBS金曜8時枠でドラマ化された。
主役の椎名燎平を演じたのは石黒賢。これがデビュー作だ。
ヒロインを演じるのは二谷友里恵。彼女も本作でドラマデビュー作。
他に、佐藤浩市、川上麻衣子、広田玲央名など、振り返ってみると凄い豪華メンバー。
だが、当時、もっとも度肝抜かれたのは大塚ガリバー。
ミュージシャンを目指している成年として出演し、ドラマ内で「人間の駱駝(ひとのらくだ)」という曲を熱唱する。
強烈な歌詞は宮本輝と秋元康の合作。作曲は長渕剛だ。

青春は、美しい。そしてほろ苦い。
などと、わかったふうなフレーズも言いたくなる豪速球の青春小説。
ぜひ、今だからこそ、読みたい。