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「HUNTER×HUNTER」17巻。ドッジ弾平に似てるレイザーのプレイ

冨樫義博がHUNTER×HUNTERを休載してから17週が経過。今回は単行本17巻について振り返る。
ハンター専用のゲーム・グリードアイランドで『一坪の海岸線』を掛けて海賊たちとスポーツバトルを繰り広げるゴン。最終戦はボスキャラのレイザーが登場し、ドッジボールで勝敗を決することになった。

歌手の槇原敬之、幽☆遊☆白書の巻原にそっくりなレイザー。グリードアイランドのゲームマスターであり、暇なときに筋トレをしているせいか、Tシャツと短パンがピッチピチになっている男。
序盤では野球の投手みたいな投げ方でゴレイヌ、ビスケからアウトをとっていた。本気を出した後半では、『ドッジ弾平』の土佐アタッカーズみたいな戦い方をしていた。
『ドッジ弾平』とは、こしたてつひろによるドッジボールマンガ。主人公である小学生の一撃弾平くん擁する球川小学校が強豪チームを倒していく物語。土佐アタッカーズはその中に登場する高知県のチーム。守備では腰を低くして相手の投球を待ち、キャッチングせずに、バレーボールのレシーブみたいに上にボールを上げてからキャッチしてくる。
レイザーも土佐アタッカーズのようにレシーブしてからキャッチ、本気の時にはジャンピングサーブを打ってきたのだが、そのプレイスタイルが仇となった。ヒソカの能力と相性が悪かったのである。
レシーブで空中にボールを打ち上げている間にバンジーガムで捕球され、最後の渾身のラリー対決でもバンジーガムでカウンターを喰らってしまった。
「チームの勝利ってやつさ」
謙遜していたヒソカ。「友情・努力・勝利」。少年ジャンプの3要素が色濃く表れているバトルであった。