『のぼる小寺さん』金髪ショートのボルダリング女子…あられもないです///
「good!アフタヌーン」で連載中の『のぼる小寺さん』。現在、1~3巻がkindleなどで配信中だ。
高校のクライミング部で、黙々とボルダリングに打ち込む小寺さん。
読みは「こてら」さん。金髪ショートヘアの小柄な女子高生。
「ああっ」
「きゃっ!? …ごめんなさい」
「すみません」「はい」
第1話で、主人公の小寺さんが話す言葉はこれだけ。
つい無口になるほど、常に大好きなボルダリングのことを考えている。
肩の高さまで足が上がっていたり、脚と腕がクロスしていたり。壁を登ってすごい体勢になっている小寺さん。
ボルダリングのルールでは、壁のどのホールド(突起)を使っても良いわけではない。使うホールドの種類が決まっているのだ。そのため、ツイスターゲームみたいに変な体勢になってしまう。
そんな姿もかっこよく可愛く見えるのは、小寺さんが登ることを愛しているから。
「ボルダリングやっててさ 褒められることってあるの?」
あまり学校に来ない不良の倉田さんが、小寺さんにたずねる。
「褒められたりっていうか…」
「何度も挑戦して…やっと完登できたとき やっぱり自分が一番嬉しい」
ボルダリングに没頭しすぎな小寺さん。
悩みを抱えるクラスメイトが、そのキラキラとした姿を見て励まされていく。
鬱屈せず、「自分も頑張りたい」と思える高校生たちの素直さもまぶしい。