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『HUNTER×HUNTER1』16巻「一坪の海岸線」で分かる雑魚キャラと強キャラの違い

冨樫義博の『HUNTER×HUNTER』が休載してから16週目。今回は単行本16巻を振り返る。グリードアイランド編も後半に差し掛かる。

レア度SS「一坪の海岸線」の入手条件は、「レイザーと14人の悪魔」と15対15のスポーツで競い合い(個人競技も団体競技もある)、勝利すること。
これまで何百人とプレイヤーがいたものの、ゴンと同盟を組んだ仲間たちがはじめて明らかにした条件だった。

「おそらくここまでたどりついたのオレ達が初めてじゃねーか?」
オ、オレたちって結構すごくないか…? みたいな雰囲気に酔いしれていた一同だったが、一人だけ冷静な男がいた。
「えげつねぇな…………」
ゴリラ2体を具現化させて自在に操る能力者・ゴレイヌである。
スポーツで勝利しても手に入るカードは3枚だけ。イベントクリア後に裏切り、殺し合いなど争いが起きうるバトルだといち早く見抜いた。
浮かれる雑魚たちと浮かれなかったゴレイヌ。このシーンで、ゴレイヌとその他雑魚キャラの明暗が分かれてしまった。

「やめろ!! 放してくれ 負けだ!! オレの負けだァァ」
相撲に挑んだゼホはボポボに火炙りにされて1ページで降参。
「アンタの誤算はただ一つ アンタ以上の能力者!! オレの存在だァ———!!」
ボクシングに登場したガイルみたいな頭の男は、相手のカウンターをもらってあっさりKO負け。最後は雑魚キャラ一同、ボマー達による皆殺しにあう。

一方ゴレイヌはゴンたちとともに新チームを作り、ドッジボールに参加。人数不足で開催条件が満たされなかったところを、自らの念獣のゴリラ2体を呼ぶことでチームのピンチを救い、ボスキャラのレイザーの顔面にボールをぶつけるという活躍を見せるのである。