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「HUNTER×HUNTER」11巻。クロロは戦うたびに体術が向上している

冨樫義博の「HUNTER×HUNTER」が週刊少年ジャンプで休載してから11週間が経過。今回は11巻に登場するクロロを振り返る。
世界中の富豪が集まるオークションで、マフィアにカチコミをかけた幻影旅団。団長であるクロロ・ルシルフルに殺し屋が差し向けられた。腕利きの殺し屋たちが、あっさりと殺されていく。そんななか、ゾルティック家のシルバとゼノだけが、クロロと互角の戦いを繰り広げる。

あの時より体術はさらに向上している

シルバはこれ以前にもクロロと交戦経験があったらしい。クロロの“盗賊の極意(スキルハンター)”は常に右手に本をもって戦う能力。弱点となりうる肉弾戦に磨きをかけていたのである。

その253話後の第351話『死闘』。天空闘技場でヒソカとのバトル中、クロロはこんなことを言っていた。

元々右手で本を持つことが前提の“盗賊の極意(スキルハンター)”だったが
両手を開けないと発動しない能力を盗んだ事で調整を余儀なくされた
おかげで厄介な制約は増えたが 能力発動時の体術向上の効果は甚だ大きい

念能力そのものを昇華させているのは、HUNTER×HUNTERの世界ではあまり見られない現象。そしてバトルするたびに体術も磨きがかかっていく。主人公補正といってもいい成長である。
クロロは一たび仕事を終えると姿を消して手がかりすらつかめなくなると言っていた。仙水さんみたいに陰で厳しい修業を重ねているのかもしれない。