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いい歳した大人がゼロから英語を習得できる「DUO 3.0」「名言だけで英語は話せる!」

英語の勉強をしている。
審査員の仕事をした。そのとき審査委員のひとりがフランス人だった。
彼女が英語で話すので、他の日本人審査委員も英語で話し始めた。
みんなペラペラなのだ。
「えええー! おれ、英語できないよー!」
海外から来る受賞者と会話する必要もあり、とにかく英語力が必要になってきたのだ。

そこで、大ベストセラーで評判のよい『DUO 3.0』をやってみた。

“日本の「いろは歌」をヒントに重要単語1572語と重要熟語997語を重複なしで560本の英文に凝縮”した本で、とにかく凝縮度が凄い。
学習しながら、効率の良さを実感した。
いい歳になって、英語の学習書を、はじめて最後までやった。
それどころか、何度も繰り返した。

そろそろ次の本も、何かやろうと思って手にとったのが、『名言だけで英語は話せる!』だ。
効率の良さだけで英語学習をやっていると、もう少し味わいというか、英語学習だけじゃない何かが欲しくなってきた。
そこで、名言だ。
英語を学習しながら、名言を浴びたい。
『名言だけで英語は話せる!』は、80のセクションから成る。

それぞれのセクションは、2から4ページ単位。文法解説があり、その例文がすべて英語の名言だ。
この名言のセレクションが素晴らしい。
どの名言も、読んで楽しい、読んで感動するものなのだ。

引用しよう。
I don’t dream at night. I dream all day, I dream for a living.
私にとって夢は夜見るものではない。私は1日中夢を見ている。夢を見るのが仕事なのだ。
本書の一番最初に出てくるスティーブン・スピルバーグの名言である。
この項で、“仕事、趣味のような習慣的にしていることを言うとき、動詞は現在形(do)を使います”という文法解説も入る。

もうひとつ。
Life is either a daring adventure or nothing.
人生とは恐れを知らぬ冒険か、または無のどちらかです。
ヘレン・ケラーの言葉だ。

英語の勉強をしながら人生のヒントも得られる一冊。オススメです。