2016.08.19
Kindle Unlimitedで福本伸行「賭博黙示録カイジ」全巻読み放題
「カイジ」シリーズがkindle読み放題に投入された。
会員になればシリーズ序章「賭博黙示録」は、全13巻読み放題である。
それ以降の「賭博黙示録」「賭博破戒録」「賭博堕天録」「和也編」「ワン・ポーカー編」(連載中)と続くシリーズも3巻(ワン・ポーカー編は2巻)までが読み放題の対象になっている。
「賭博黙示録」1996〜99年「週刊ヤングマガジン」)は漫画史に残る傑作だ。
友人の保証人になったことで、多額の借金を背負った伊藤カイジ。
人生を逆転させるために、勝てば借金帳消しのギャンブル船、エスポワール号に乗り込む。そこからはじまる「限定ジャンケン」(1~5巻)「鉄骨渡り」(6~8巻)「Eカード」(9~12巻)「ティッシュ箱クジ引き」(12~13巻)といった奇想天外なギャンブル勝負、ギリギリの心理戦から繰り出される名言の数々、未読のひとがうらやましい。全巻一気読み可能とは、なんという僥倖っ!
以下、各章の名言をあげてみる。思い出したら絶対読み返したくなる。
「この勝負 運否天賦じゃない・・・・・・」
カイジの乗り込んだエスポワール号で配られたのは、グー、チョキ、パーのカードと星3つ。
カードでジャンケンを行い星を取り合う。負けた場合の処遇については教えられない。
「金は命より重い・・・!」
エスポワールから生還したカイジが挑むのは「鉄骨渡り」。
ただ、ビルにかけられた鉄骨の上を渡る。
賞金は1位、2位にしか与えられないので、勝つためには、前を進む男を落とさなければならない。
「せっ・・・押せっ・・・!」
観客の非情な声が響く。
「おまえの対戦相手は・・・私だっ・・・!」
「Eカード」対決。
限定ジャンケンに近い3すくみのカードゲームだが、負ければ耳に付けた装置から針が出てくる。
針が何ミリ進むかを賭け、相手の様子をうかがうことで、ポーカーに近い駆け引きが加わる。
「謝れるっ・・・・・・! いや謝らずにはおれんはずなのだ・・・!」
各所でギャグにされた「焼き土下座」登場。
「これからのカイジくんの人生は・・・その快感を追い続ける旅になるっ・・・・・!」
「ティッシュ箱クジ引き」対決。
はじめてカイジ側からルールを提案しての勝負。
その結果は、その後のカイジの人生を決定づける。