今週の「週刊スピリッツ」が聖子ちゃんカットで攻めてる件、80年代アイドル可愛すぎる件
日本国憲法を丸ごと付録にしたスピリッツが、今週号も攻めた企画で来た。
丸ごと80年代テイストの表紙に、当時のロゴとイラストを復活。コピーは
「聖子ちゃんカットでPARURUがHENSHINだゾ!」
公式ページでは、聖子ちゃんカットの島崎遥香オフショットも観れる。
80年代アイドルは可愛い。
可愛さに悶々として、大阪・東住吉のある中学生は、ポスターに全裸でぶつかり続けた。
ブロマイドを眺めて頬杖ついた、とかじゃない。若さが暴発して奇行に走ったのだ。
その、全裸ポスター激突野郎ことケンドーコバヤシと、南野陽子の対談が実現。
「今でもお綺麗」は当たり前。
「生まれ変わったら何になりたい?」に対する答えとか、いちいちかっこいい。
17歳で初めてのグラビアが「私らしくない」から、制服のまま講談社に乗り込んだ逸話なども紹介。
新連載は「スローモーションをもう一度」
主人公は80年代カルチャーを愛する男子高校生。趣味を堂々と公開できない彼が、無口な女子、薬師丸さんと共通の趣味で知り合う。
ボーカロイドの曲を懐かしいもの扱いする高校生が新鮮。
特集は、クリス松村セレクトの衝撃的アイドルソングの歌詞紹介、
アイドルプロデューサーの高杉敬二、藤井隆、松本伊代、早見優らのインタビュー。
昔のほうが良かったと押し付けない。古いものを笑わない。
新旧のアイドルファンが堂々と「好き」を語っている。
思わぬところから意見を放ったのは、特撮オタク女子漫画「トクサツガガガ」。
懐古派のおじさんに昔の作品を語られて、
「若い子にはわからないかぁー」
と、イラッとさせられるエピソード。
これが最後に、
確かに同じコンテンツでも、後で観賞するのとリアルタイムで味わうのは違う。
私も小学生のときに、本気で怪人を怖がりながら見たかった!
懐古派を一部認める結論になる。
今週のスピリッツ全体が、
「世代や視聴スタイルが変わっても、80年代アイドルの魅力は不変だ!」
って流れでまとまってるのに、たまたま違うジャンルから一石投じたみたいになった。
これもまた単行本ではわからない、リアルタイムならではの面白さだ。
(電子版は懸賞付きアンケート応募不可)