2016.08.02
会田誠がオナニーを語り、小林よしのりがセックス遍歴を描く幻冬舎plus+7月新刊
6月に創刊された幻冬舎のオリジナル電子書籍レーベル「幻冬舎plus+」。7月29日に発売された新刊は以下のとおり。
会田誠『「色ざんげ」が書けなくて』
現代美術家・会田誠が考える「性」のあれこれを綴ったエッセイ集。セックスに違和感を持ち、オナニーをこよなく愛する会田のオナニー方法の歴史が赤裸々に明かされる。公式サイトの短い「内容紹介」に「オナニー」という単語が3回も出てくるぞ。ちなみに「色ざんげ」とは宇野千代の小説のタイトル。
小林よしのり『ゴーマニズム宣言外伝 女について』
小林よしのりが複数の女性との「出会いから食事、SEXに至るまで、その最中、したあと、唐突すぎる別れまで」を描いた恋愛マンガレポート。なにせ本人が「小説では檀一雄の『火宅の人』があるが、漫画ではそのような物語に挑戦した作品はない」と言うぐらいだから、その意気込みたるや。番外編として、木島佳苗を考察したレポートも。
杉江松恋『そうだったのか!? ドラマ『臨床犯罪学者 火村英生の推理』 〈火村&アリス〉シリーズが10倍面白くなる本』
ドラマ放映中、毎週リアルタイムで徹底的に解説していた文芸評論家・杉江松恋による「エキレビ!」人気連載を電子書籍化。原作とドラマの違いはもちろん、両者の魅力、背景がわかる裏話、ミステリーの特徴や歴史などについて縦横無尽に語り尽くされている。ドラマを繰り返し観る人は必携。
どついたるねん『バンドやって生活できないなんて意味ないじゃん! 47都道府県をひと筆書きでまわるジャパンツアー日記』
唯一無二の個性を持つロックバンド、どついたるねんが2カ月で日本一周ツアーを行った記録。10人乗りハイエースにメンバー8人とスタッフが乗り込み、行く先々でライブ会場を決め、お客を集め、お金を稼いで、また次の街へと移動する。幻冬舎plusの連載に写真も入った豪華版だ。
三砂ちづる『三砂ちづるのかけこみ人生相談』
幻冬舎plus+の人気シリーズ「かけこみ人生相談」。橋本治、藤原美智子に続いて、『オニババ化する女たち』などの著作で知られる疫学者で大学教授の三砂ちづるが登場。相談「子供が可愛くないと心底思います」→回答「あなたはすごくよくやっています。可愛いと思わなくて結構です」など17点の相談&回答を収録。