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ドS復活スティーブ・ジョブズ、青い巨人IBMに立ち向かう『スティーブズ』5巻発売

スティーブ・ジョブズはドSである。
Appleの創業者、スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアニック。
『スティーブズ』(漫画・うめ/原作・松永肇一/小学館)の最新刊5巻が7月29日に発売された。

2人のジョブズでの「クソ最高なコンピュータを作る」信念の元に、仲間たちが集まる。
天才エンジニア、個性的で温和なウォズに対し、ジョブズはドSだ。

投資家に対して、普通ならば頭を下げるところ「投資する奴が必要なんだ!」と偉そう。
のちのライバルとなるビル・ゲイツからは「すべてを支配しないと気が済まないみたいだね。」と言われる。
成し遂げたい目標があり、そのためなら手段を選ばない。

かっこいい。

AppleⅡが大成功し急成長する組織の中でも、ドSスタイルは変わらない。が、プロジェクトを壊す「祟り神」と煙たがられてしまう。その上、予期せぬ娘の誕生という出来事も起こりーー。
困難が続きだった4巻。その上巨人IBMがパーソナルコンピュータ市場に攻め込もうとしている。
さて5巻。ジョブズは「何度でも、立ち上がる」のか?

既刊4巻分、ジョブズのドSシーンをまとめてみた。元気が出ます。

AppleⅠのメモリとなるDRAMを手に入れるため、インテルに乗り込んだジョブズとウォズ。

「お前らのつまらんチップにウォズが命を吹き込もうって話さ。さっさと持ってこい。」
「オレたちの革命にちょっとした貢献をさせてやる。」

全くもって、人に物を頼む態度じゃない。なのに、

「…ガキどもが。年寄りをときめかせやがって。」


コンピュータイベントに出展したジョブズたち。

「今日からお前は、アップルという王国の若き王だ。」

ジョブズをスーツに着替えさせ、普段履かない靴を跪いて差し出す役員のマークラ。
この、他者を従える感じいいわぁ…

「周りを見ろ。」
「そのコンピュータで、ドット単位のグラフィクスは扱えるのか?」
「メモリ容量にケチな制限はないか?」

他社製品をdisりつつ、AppleⅡに絶対の自信をぶちかます。


「ケースならたった今オレが調達した」

AppleⅡの発注はあるのに、ケースが作れないという大ピンチ。ジョブズが動いた。
新規契約をした会社に、3ヶ月で納品しろという無茶ぶり。

「1日納期が早まるごとに、ボーナスを出す。」
「1日1千ドルだ!!」

事前に社内で根回しするわけがない。
「ワシとマークラで持ちこたえてみせよう。」と、スコット。
信念を貫くドSに、みんながついていく。

「未来はオレが作る、PARCじゃない。」
「言ったはずだ、オレは忙しい。」
「そんなもの、読んでるヒマはない。」
30秒で、説明しろ。

AppleIIIのプロジェクトから外されたジョブズ。立ち上げた「リサ」についてもひとりぼっち。
だが、そんな時でもドSっぷりは健在なのだ。