ポップでキュートな女性器アート。ろくでなし子のプレミア本『デコまん』50円
男たちが争っている戦場の段差。
登下校中の女生徒たちの通学路のくぼみ。
ジオラマの地面が型で取った女性器になっている。
7月29日現在、未読で1万円以上のプレミアがついているコミックエッセイ「デコまん」が50円で配信中。
「女性器アーティスト」ろくでなし子の生い立ち、型取りの方法、参加者たちとの集団デコまん作成会、そして作品群がカラー写真で掲載。
女性器の整形手術をしてコンプレックスを解消した作者が、
「きれいになった部分を見てほしい」と思い立った。
そこから、ヘアヌードとかピアスを入れるとか、今までにあった手段を選ばずに、
型を取って、色を塗って「デコる」。
ジオラマの地面にする。
これなら可愛いし笑えるし、タブー視されていた部分を明るく見てもらえるようになる。
発想が並じゃない。
バカやってるなあ!と笑ってもいいし、嫌悪する人もいるだろうし、
「男たちの戦場自体が女性器」とは何か意味があるのか?とも思える。
受け取る側によって違う考えが浮かぶ。
アートって、そういうこと!
ろくでなし子はこの本の出版後に逮捕され、作品よりも事件によって知名度が上がってしまった。
事件後の騒動については
『私の体がワイセツ!?』
で知ることができる。
こちらは英訳され、海外のamazonで星5つの評価が並んでいる。