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安倍首相は戦争に近づいているようで怖い。蛭子能収『ひとりぼっちを笑うな』今なら100円

人の葬式で必ず笑ってしまう。だけど妻を亡くしたときだけは泣き崩れた。
蛭子能収の有名エピソードだ。

「水曜日のダウンタウン」では前半を取り上げて、蛭子はクズ野郎だとネタにした。
「金スマ」では後半をふくらませて、感動的なVTRに仕上げた。

『ひとりぼっちを笑うな』が、今ならセール中で100円で読める。

これを読むと、本人の考えも生き方も、ずっと変えてないのがわかる。
宮沢りえの父を演じた時期。「路線バスの旅」でダメ人間として再ブレイクした現在。
本人は、やれと言われたことをやって、あとは自然体でいただけだ。

蛭子さんはずっと自由について考えている。
自由を奪うこと、奪われることが嫌い。

たとえば、大物タレントの楽屋にもあいさつに行かない。
「相手もあいさつされて迷惑だと思う」
と言って、自分勝手な理屈だと呆れられたりする。

だけど作中では、自分の楽屋に美人タレントが来る必要もないと主張する。
だって、自分が彼女らだとしたら、こんなおじさんに会いたいとは思わない。
じゃあ何であいさつに来るのか? 芸能界のしきたりに従っているだけだ。
そんなことより、気の合う友達同士でしゃべったり、心の準備をしたほうが有意義だ。
彼女らの自由を奪う存在になりたくない。

友達が多いほうがいいという考えに、ずっと疑問を持ってきた。
ハンパな友達はときに、ひとりの自由な時間を奪うから。

いちばん嫌いなのは戦争。
たくさんの人の自由を奪うから。
政治には詳しくないけど、安倍首相の考えは戦争に近づいているようで怖い。

それと全く関係ないエピソードから、
「数少ない、社交的だけど不快じゃない凄い人」
と、なんと石田純一の名前をあげる。
頭をぽりぽり掻きながら、その後の騒動を予見していたみたいに。