震えるバトルファンタジー『宝石の国』を知らないほうが悪い

『宝石の国』1巻が現在(2016年7月20日)Kindle版0円だ。

作者市川春子は、アフタヌーン2006年夏の四季大賞を「虫と歌」で受賞してデビュー。
昆虫の新種をデザインする研究家の兄のところに、人間の姿をした昆虫がやってくる物語。
「THE BEST MANGA 2011 このマンガを読め!」(『フリースタイルVol.14』)で『進撃の巨人』をおさえて1位を獲得した。

その市川春子の初長編連載作品が『宝石の国』だ。
粉々になっても再生する不死のカラダを持つ宝石28人。
宝石たちを装飾品にしようとする仏像の姿をした月人。
とんでもない奴らの戦いを描くバトルファンタジーだ。
またも奇想でありながら、繊細すぎる世界を描いて読む者の心を震わせる。
観たことも想像したこともなかった新しいビジョンを体感したいひとは、ぜひ読んでみて。