「クレイジージャーニー」丸山ゴンザレスの危険すぎる過去『アジア罰当たり旅行』
丸山ゴンザレスの「船の墓場」潜入は失敗に終わった。
18日放送の「クレイジージャーニー」で、世界一過酷な労働現場と噂される、バングラデシュにある船の解体現場を取材に行ったが、約束を拒否され、首都ダッカで発生したテロとも重なり、帰国することになった。
取材しようとして、断られて、帰る。
それだけの映像をスペシャル回に流せて、しかもずっと緊迫感があったことが、事件の「シャレにならなさ」を物語っていた。
ふつうのロケ番組なら、断られて帰るだけの映像なんかお蔵入りだろう。
何度も交渉を重ねる丸山はじつに頼もしかったが、
若いころにはボッタクリ相手にブチ切れ、トレッキング中に突然銃を向けられて「お漏らし」しそうになり、純粋に下心だけでヌーディストビーチに行ったりして、何度も失敗を繰り返していた。
『アジア罰当たり旅行』には、旅慣れてないころの丸山の体験談がたくさん残っている。
インドで大麻をキメているグループに誘われて「水ロシアンルーレット」にも参加した。
大麻を吸うと猛烈にのどがかわく。
そこで、たくさんペットボトルを用意する。中には「当たり」のミネラルウォーターか、そのへんで汲んできたゴミだらけの水が入っている。
もちろん丸山は「ハズレ」を引き、翌日ずっと下痢で苦しむことになる。
多数の地雷と不発弾処理に悩まされるカンボジアでは、火薬を抜いた地雷を「踏む」。
単なる入れ物なのに、踏む瞬間の恐怖は凄かった。
ひとつ5ドル。こんな小さなものが、罪のない市民の脚を吹っ飛ばすんだ。
足裏の感覚と共に記憶に焼き付ける。
そして「地雷を売ってくれないか」と提案する。
平和な日本で、カンボジアには地雷が数えきれないほど埋まってるんだと伝えたい。そのために実物のインパクトがほしい。
麻薬があれば吸う。売春婦がいたら買う。地雷があれば踏む。
上っ面のきれいな部分だけで終わらず、苦い部分も全部喰らう。それが丸山ゴンザレスの「旅」だ。
テレビの印象と違って危なっかしい!そしてこの人、ずっとブレてない!
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番組後半に出演した佐藤健寿の『奇界紀行』
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