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不倫、近親相姦…『せいせいするほど、愛してる』北川みゆきの禁断の恋に再び痺れる

北川みゆき原作『せいせいするほど、愛してる』が武井咲と滝沢秀明の初共演でドラマ化する。
(TBSテレビ系列・毎週火曜22時より。初回は7/12)

北川みゆきといえば、90年代の少女コミック(小学館/現・Sho-Comi)を代表するマンガ家のひとり。ちょっと強引なカレと、華奢だけどスタイルがいいヒロインという主人公たちが特徴的だ。

作品は、アイドル同士(『亜未!ノンストップ』)や姉弟間(『罪に濡れたふたり』)の恋愛など”タブー”を扱うことも。


『せいせいするほど、愛してる』も、テーマは不倫。

恋人と別れたばかりの栗原未亜(武井咲)が恋した相手は、勤務先の副社長・三好海里(滝沢秀明)だった。だが、海里は既婚者でーーという始まり。

未亜は、化粧品会社の広報を担当している。
そのため、メイクしっかりな女子。靴のヒールひとつ、アクセサリーやバッグ、スカートの流れるような感じ。ああ、かわいい!と眺めているだけも楽しい。

「ああ♡ 憧れのマノロ・ブラニク様
 相変わらずおステキだー」

海里とのイザコザで靴が壊れた未亜。代わりを買ってやるという海里に、コレは自分で頑張ったご褒美に買うのだと微笑む。

マノロ・ブラニクはイギリス発のシューズブランドである。お高い。
10年前の作品だが、ファッションに流行外れ感はない。おしゃれが研究されている。時代を感じるのは、登場人物たちがガラケーを使っていることぐらい。
また、女の子のぽてっとしてツヤツヤうるうるしている唇は、これぞ北川みゆきー!という描き方だ。昔と変わってない〜と懐かしくなる。

最新作『みだらな熱帯魚』と『その男、運命につき』を、それぞれプチコミックと姉系プチコミック(ともに小学館)で連載中。


好きになった作品の作家が、ずっと活躍しているのは嬉しいもの。
絵柄に、久しぶりの人はビックリするかも。懐かしさもあるが、ちゃんと「今」も感じる。ドラマ化をきっかけに、他の作品も読みたくなった。

TBS火曜ドラマ『せいせいするほど、愛してる』(毎週火曜後10:00)
7月12日スタート
公式サイト