• トップ
  • 新刊情報
  • 鬱、過食、自殺願望…もう傷だらけで『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』

鬱、過食、自殺願望…もう傷だらけで『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』

頭には部分ハゲ、手首傷多数。
28歳、男性と付き合ったことのない作者が、人生初のラブホテルにいた。

高校卒業してから、ずっと生きづらかった。
レジ打ちのバイトをしていても、急に過食衝動がやってくる。
トイレに行くとウソをついては、期限切れで回収してある食品をむさぼる。
カップ麺しかないときは直接かじった。麺のかたまりが血で染まった。

周囲と合わせられない。どこにいても、何をしてもつらい。
どうすれば楽になるんだろう。

自分の気持ちと正直に向き合った。
「抱きしめられたい」

子供のころから、ずっと母親にくっついていた。
変だとわかっているけど、母にお尻を見られると安心する。
赤ちゃんと母親のように、自分をぜんぶ受け止めてくれるような存在がほしい。
「だっこ」してほしい。

性的なことは全部拒否して、「セックス」と文字で打つことすらできなかった作者が、
「レズビアン 風俗」で検索した。

どんな人に、何をされるのか。部分ハゲを見られたら嫌われるんじゃないか。
震えながら迎えた当日、思っていたのと違う身体の反応と、その後の変化があった。