メンタリストDaiGo「やる気が出ないなら怠ければいい」『自分を操る超集中力』
20~30代の社会人に増えている「6月病」。特に、真面目さんや頑張り屋さんがおちいりやすい。
疲れやストレスでやる気が低下。集中力も散漫になってしまう。
そんな時「思い切って怠けてみる」という選択肢がある。
メンタリストDaiGo『自分を操る超集中力』では、やる気と集中力アップのために「怠けタイム」を推奨している。
私の場合、1日のうち1時間か2時間、あえて時間を捨てています。その間はお笑いの番組を見たり、映画を見たり、ごろごろしながら過ごします。
1日に20冊以上もの本を読むDaiGoですら、1~2時間は「怠けタイム」に設定しているという。
あえて意識的にサボる時間を作ると「今日もしっかり休んだ」という実感が湧く。すると気分転換でき「だから明日も頑張ろう」とモチベーションの維持に繋がる。
リラックスタイムを持つ習慣がつくことで、結果的にやる気と集中力を高めることができるのだ。
ただし、大切なのは自分がコントロールできる範囲の「怠けタイム」を設定すること。
あまり休み過ぎると「自分はあえて怠けているのだ」という自覚が薄れてしまうから要注意。
もしかして、真面目な頑張り屋さんは「怠けタイムなんてとんでもない。自分にはできない」と考えてしまうかもしれない。
私もどちらかというとそんなタチで、頑張りすぎの6月病も他人事ではない。
だが、そこは流石のメンタリスト。行動心理学を用いて、なぜ「怠けタイム」が必要なのかを、納得できるように説明してくれる。
人間は、24時間戦えるようにはできていない。集中力を持続できる時間は、普通の大人ならせいぜい30分程度。極限まで鍛えても120分が限度なのだそう。
ここは「私も普通の人間なんだ」という現実を認め、怠けタイムにチャレンジしてみようかな。すでに少し前向きな気持ちになっている自分に気が付いた。
『自分を操る超集中力』には、怠けタイムの他にも「ポモドーロ・テクニック」や、食事法、睡眠法など、上手な休息による集中力アップ方法が満載。全ては実践できなくても、これなら試せるかも、と思えるトピックがきっとある。