2016.05.18

『美しい日本語の作法』言葉使いはコミュニケーションの武器!

今年の2月に出版された、『美しい日本語の作法』をご紹介します。

美しい日本語をすべての人が使えるように編集されており、小笠原流礼法宗家・小笠原敬承斎さんが監修しています。ビジネス以外にもご近所付き合いや家庭でも役立つ日本語を説明文を交えて詳しく紹介しています。

心を伝えようとする姿勢が大切であり、心と言葉が一つになって品格ある言葉が生まれるという言葉の心構えが記されていて、背筋がピンと伸びるような気持ちになりました。言葉使いや物腰って、本当に大切ですよね。特にコミュニケーションが苦手な方には武器になると思います。

私は以前の職場で知り合った友人がいるんですが、その子は初対面の時は軽く会釈しかしないし、同じ仕事をしていてもほとんど会話をしない子だったので、「人付き合いが好きじゃない子なんだ」と思ってこっちも距離を置いていたんです。しかしご飯を食べている時に「隣に座ってもいいですか?」と言われて一緒に食事してみたら、すごく言葉使いが丁寧で、口調も柔らくてこんな子だったんだ!と驚いてしまいました。彼女はかなり人見知りの性格で、年上の私に緊張していたみたいです。最初の印象がいい意味で裏切られたので、その後、意気投合してよく遊ぶようになりました。

言葉使いが丁寧だと、口下手な人でもいい印象を与える事が出来るし、人間関係を形成する時には心強い武器になると思います。この本は、自分の言葉使いと向き合うとても良い機会になりました。
是非、みなさんも読んでみてください。