2016.05.11

『4コマですぐわかる みんなの防災ハンドブック』全員におすすめします!

先日、震度6から7の地震が熊本で何度も発生し、多くの方が被災されました。
被災に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。そして一日も早い復興をお祈りいたします。

今回ご紹介する『4コマですぐわかる みんなの防災ハンドブック』では、地震や津波の他にゲリラ豪雨、土砂崩れに対する防災対策や知識が4コマ漫画で紹介されており、災害時に適切な行動が取れるようにわかりやすく説明されています。

私は以前働いていた建設コンサルタントで地盤や防災を扱う部署に配属されていました。そのため、地域の防災マップを作成する業務で住民の方と地震について話す機会が何度かあったのですが、皆さん意外と自分の地区に津波がどこまでくるか、家具の配置や、いざという時の連絡手段を決めていない人が多くて驚きました。「いつくるか分からないし」「忙しい」という人が多かったんです。

私は高知県出身なのですが、高知県はおよそ100年周期で南海大地震という巨大地震が襲ってくる土地で、津波対策や耐震補強が高知県の課題となっています。そしてそれと同じくらい大切なのが、地震に対する心構えだと言われています。南海大地震が「必ず来る」と言われている高知県でも防災意識に個人差があります。
東北大震災当時に災害復旧の指揮をとった東北地方整備局長の徳山日出夫氏の講演を聞いた事があるのですが、「備えていたことしか役に立たなかった。備えていたことだけでは不十分だった」と述べていました。

日本は地震大国であり、最近はゲリラ豪雨による災害も頻発しています。どの地域に住んでいる方でも、防災意識を持つことが大切だと思います。この機会に是非取り組んでみてください。