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『羊と鋼の森』爽やかな季節に話題の本を読んでみよう!

先日、本屋大賞が発表され、大賞を受賞した『羊と鋼の森』をご紹介します。

本屋大賞が発表された直後に近所の本屋さんで平積みされていたのですが、昨日散歩がてら入ってみたら堂々1位になっていました。電子書籍でも人気のようですね。

参考URL : 【月間ベストセラー】首位は「羊と鋼の森」〈4月期 トーハン調べ 総合〉 – 産経ニュース

物語はピアノの調律に魅せられた一人の青年が人として、調律士として成長していく物語です。少年の心の動きが森にたとえられて描写されていて、爽やかな印象を受ける作品です。

初めて心動かされるものに出会い、戸惑いながらもその道に進んでいく主人公がキラキラと輝いていて「若いっていいなぁ」と思いながら自分の学生時代を思い出して読んでいました。若い人にも親しみやすく、共感出来る作品ではないでしょうか。

私の学生時代は勉強と遊びと部活動に必死でしたが、まだやりたい事が見つからなくて、「理学療法士になる」「アパレル系の仕事に就く」「先生になる」などの目標をもって進路を考えている友人がすごく羨ましかったです。好きな事ややりたい事をやっている人って、本当に輝いて見えますよね。

学生時代は色んな事に悩んだり、小さな事でくよくよしたりしていましたが、それもいい思い出だったなと思います。今回の『羊と鋼の森』は自分の学生時代を彷彿とさせる新鮮で生き生きとした作品でした。宮下奈都さんのその他の作品も読んでみたくなりました。

大人の人から若い人まですがすがしい気持ちになれる『羊と鋼の森』を、爽やかなこの季節に是非読んでみてください。