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『コミックビーム』の文芸誌路線が凄い「おい地獄さ行くんだで!」

漫画雑誌『コミックビーム』の文芸誌路線が凄いのである。
2017年9月号、新連載が唐沢なをき『僕らの蟹工船』。
プロレタリア文学の超メジャー作品、小林多喜二の『蟹工船』をおフランスな雰囲気で再現。
「おい地獄さ行くんだで!」の書き出しが、
C’est parri,les gars! En route pour L’enfer!
とフランス語で表記される。
超ブラック労働環境に薔薇が浮かび、、登場するのは目がキラキラの金髪の少年たち。
巻頭カラーで連載スタートでる。

そして、もうひとつの新連載は、近藤ようこ。
原作、田中貢太郎。
第一話は『蟇の血』。
“日本近代文学が生んだ、怪談文芸の大家による退廃的怪異譚を、鮮烈に視覚化―偉才、待望の新連載”

他にも、
ジュール・ヴェルヌの『地底旅行』を倉薗紀彦がコミカライズ。
クトゥルフ神話、ラヴクラフトの傑作『狂気の山脈にて』を田辺剛がコミカライズ。

なんという文学ラインナップ!
オススメです。