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ハイパーメディアクリエイター高城剛の日記がぶっ飛びすぎている件『多動日記』

『多動日記(一)「健康と平和」: -欧州編-』
ハイパーメディアクリエイター高城剛の日記だ。
ただものじゃない人の日記なので、内容もただもんじゃない。

“どうやら僕は「多動症」なのではないか、と自己診断できるまで大人に成長したようだ”。
ガンガン移動するのだ。
朝起きた時に、どこにいるのかわからなくなるどころではない。
日中、外を歩いていても、どこだっけ?ってなる。
さらに、“自分が「高城剛」とは思えないどころか、「高城剛」って誰だっけ?”ってなる。

なにしろ昨年一年間で18万マイルほど飛行機に乗っているのだ。
世界一周チケットが割安だ、なんて話が出てくる。
ただ制約があって、逆方向は使えないらしい。
なので、熟達者は、逆周りの地球一周チケットも持ってうまく組み合わせて使っている、とか。

服を着ている時に他のことをはじめるので服を上手に着ることができない、と言う。
“朝食を食べながら歯を磨けないものか。毎朝良いアイデアを見つけ出そうとしている”。
そして見つける。
“ついにスゴい発見をした。朝食を食べなければいいのである”。
このへんのマジなんだかジョークなのだかわからないぐらいのぶっ飛び方が続く。

8月18日のイスタンブールからはじまって、チューリヒ、コルシカ島、アテネ、ロンドン、イビサ、パリ、プラハ。
そして、10月15日に、バルセロナから東京へ。
どんどん移動し、話題もどんどん転換し、どんどんパンチラインが登場する。
“運転手付きのワンボックスカーは、人を確実にダメにする”。
“世の中出版不況ではない。出版社不況なのである”
“現代アートからスニーカーまで、とっくにコレクション人生は卒業したはずだが、唯一のコレクションといえば、世界の圧力炊飯器に他ならない”。
“2010年代に入ってもっとも革命的な出来事は米国の娯楽大麻の解禁である”。
“一番不幸なのは国家破綻することではない。いつまでも破綻せずに、人々は疲弊し、苦しい日々がどこまでも続くことだ”
“世界をまわって感じることは、インターネットにある情報なんて、どうでもいいものばかりで、世の中の10%もないのではないか。”

そして、ラスト、驚くべき展開になって、アジア編に続くのである。
これは、海外ドラマ化してほしい!